野生の誤読

翻訳・drama・読書

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

rodents:げっ歯類 robust:頑健な

原文空目系(いま付けた呼び名)の誤訳はウフフとなって大好きなのだが、ウフフとなったあとにこれそのまま納品してたらえらいこっちゃとなるものも結構ある。 統計関連のセクションで突然でてきた「げっ歯類の」。 非臨床試験の記述でマウスやラットも登場…

X-rays:X線

X-raysといえばX線のことだが「X腺」というタイポに出合った。 きっと腺がんなどの分野をよく訳されているのだと推察する。 腺とは体内において液体を分泌する器官のこと。腺は国字だそうだが、中国でも用いられるとのこと。知らなかった。 X-rayという単語…

『ことばハンター 国語辞典はこうつくる』飯間浩明

三省堂国語辞典編集委員の飯間さんの子ども向けの書籍。 ことばが本当にお好きなのだな!終始にんまりしてしまう。 まちなかでの「ワードハンティング」のようす、幼少期からのことばへの関心から、国語辞典の編集員になるまでのいきさつ、実際にどのように…

『メンタリスト』 S3-Ep19 Owain Yeomanの英国訛り

突然観なおしている『メンタリスト』。全く覚えていないのでかなり楽しんでいる。 チョウ推しだがリグズビーのぐずぐず具合が嫌いになれない。 彼を演じるのはOwain Yeomanという俳優だが、実は英国ウェールズ出身である。あまりにもアメリカンアクセントが…

ボーリングをする人

海外の友人と連絡を取るとき絵文字の存在はなかなか便利である。 「ウケる!」みたいな時には涙を流して笑っている絵文字、誕生日にはケーキやシャンペンやくす玉やクラッカーの絵文字。emojiを日本語と知らずに使っている人々も多いのではないか。 使いすぎ…

野生の誤訳

翻訳チェッカーをしています。 他人の文章を直してばかりいてまったくまとまった文章が書けなくなっているのでアウトプットの機会を増やそうと始めてみる。 広大無辺な言語の草原には野生の誤訳がたくさんいます。 よろしくお願いします。