野生の誤読

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『メンタリスト』 S3-Ep19 Owain Yeomanの英国訛り

突然観なおしている『メンタリスト』。全く覚えていないのでかなり楽しんでいる。

チョウ推しだがリグズビーのぐずぐず具合が嫌いになれない。

彼を演じるのはOwain Yeomanという俳優だが、実は英国ウェールズ出身である。あまりにもアメリカンアクセントがはまっているので疑ったこともなかった。

と、メンタリスト S3-Ep19。

お見合い詐欺師を探すためおとり捜査の一環でリッチな紳士に変装したリグズビー、

「イギリス風のアクセントとか必要かな?

"Hello. I'm Wayne Rigsby from Sussex, pleasure to meet you. Cheerio."」

などとやっている。

チョウもグレースも呆れ顔で、ふつうに観ていると流してしまうシーンだが、彼の実際のアクセントはこっちなわけで、個人的にちょっとうけた。サセックスは出身地に近いところのようだし、脚本家がふざけて入れたのか。

Cheerio:used as an expression of good wishes on parting; goodbye. へえ~。 

現場は楽しかっただろうが、アウェーの地で突然地元の訛りで喋ってよというのは結構な無茶ぶりで、ちょっと恥ずかしいものだと思う。

ハリウッドはイギリスの演劇教育を受けた俳優たちをすっかり取り込んでいるようで、ぼーっと聞いていてもわからないくらいに皆ペラペラとアメリカ英語を操っている。アメリカ人的に聞いていてどうなんだろうか。関西人じゃない人が関西弁を喋ると少し奇妙な感じがするが。

逆にあまりみないのは米国出身で英国人役を演じる俳優。すぐに思いつくのはエマ・ストーン。『女王陛下のお気に入り』やるな~と思ったが、次の『クルエラ』も予告編を見る限り舞台は英国のようで楽しみだ。

Owain Yeomanの最新作は"SAS: Red Notice"。ルビー・ローズ主演の豪華そうなアクション映画だが、さて日本にはいつ来るのでしょう。